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質問
(公開対象:全員
No 8051
質問者:yamayoshi 20歳代 男性   投稿日時:2010年5月14日 19時40分  
【皮膚科】抗真菌剤と抗生剤の比較とアトピー接触性皮膚炎に効く薬
抗真菌剤のニゾラール、ラミシール、マイコスポール、ゼフナート、抗生剤のアクアチム、アクロマイシン、フシジンレオ、ゲンタシンってそれぞれどれが一番作用の強い薬ですか?強い順に並べ替えてください。

また、私はアトピーが少しと脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎と頭に黄色ブドウ球菌がいるようなのですが、このような場合、臨床医としての経験上この中ではどのような薬が患者さんに効果がありましたか?ステロイド以外で教えて頂けませんでしょうか?

因みに血液検査で異常値が出たのは、
免疫グロブリンE(IGE)166.0、補体価 50.9
可溶性IL-2レセプター 705、スギ2(特異的IGE抗体価 1.17)、ヒノキ2(0.92)、ヤケヒョウダニ4(35.2)、コナヒョウダニ4(47.4)、ハウスダスト1が4(31.4)、ハウスダスト2が4(40.0)
γ-GT 2(↓),血糖136、好酸球数比率(機械値)8.8,カリウム3.4(↓),ALT<3(↓),尿比重1030<,奇型赤血球2.5(LOW),コリンエステラーゼ455,ALP420、
尿酸7.3,赤芽球2.5(↓)でした。
回答1
回答医:皮膚科医B   投稿日時:2010年5月15日 23時20分  
初めまして
皮膚科担当です

抗真菌剤も抗生剤もどれが強いと簡単には言えません
ターゲットになる菌の種類によって、同じ菌でも感受性によって違います。 例えば、最近の抗生剤は多くの種類の菌に効果があるように作られていますが、古典的な古い抗生剤の方が菌によっては殺菌作用が強かったりといった具合です。 有効な菌が多いのもある意味“強い”わけですが、殺菌作用こそが“強い”とも言える訳です。

黄色ブドウ球菌は皮膚の常在菌といって、これはこれでより悪い菌がつかないようなバリアーにもなっています、もちろん増えすぎて悪さをしたり、抵抗力が極端に弱くなるとこういったありふれた菌でも肺炎を起こしたりもします。 皮膚での常在菌ということは完全にいなくなるまでやっつけてしまう事が治療の目的ではありません。あくまでも増えた分を減らすということです。
増えていて実際にそのために症状があるのであれば抗生剤で治療しますが、アトピー性皮膚炎などのように健常者よりも増えている場合には、抗生剤の使用は好ましくありません。 外用しても、すぐに耐性菌ができますから、普通はスキンケアーで対処します。 トビヒなどのように感染による症状がある場合には、アクアチムやアクロマイシンなどを1週間ほど使用します。 ゲンタシンは既に耐性菌が多く、効かないことが多いようです。

脂漏性皮膚炎に“ピチロスポルム”という、これも常在菌のカビが一意的に増えているのも発症の原因の一つとされています。 抗真菌剤は抗生剤と違い、耐性菌が出来ませんからどれを使っても問題はありません。 しかし、保険上はニゾラールしか使用が認められていませんので、普通はニゾラールを使用します。 しかし、抗真菌剤のみではなかなか軽快しませんので、ステロイドを普通は併用します。 脂漏性皮膚炎に使用が勧められる、コラージュフルフルというシャンプーはニゾラールの成分が含まれていますので、これである程度は予防になります。

アレルギーに関する検査値のみコメントしますが、軽度のアトピー素因があり、ダニなどへのアレルギー性がありますが、軽度~中等度のアトピーによくみられるパターンです。 大きな異常ではありません。
コメント
質問者:yamayoshi   投稿日時:2010年6月23日 18時57分  
ありがとうございました。大変有用なことをお聞きできました。薬を使う上で少し薬の作用を理解できました。
キーワードアトピー   好酸球   常在菌   ステロイド   ダニ   とびひ   皮膚炎   免疫  
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